鹿児島県屋久島町の5歳児健診実施データ
- 自治体名
- 鹿児島県屋久島町
- 設置区分
- 町
- 補助金利用の有無
- あり(母子保健衛生費国庫補助金)
- 年間出生児数
- 〜50人
- 実施形式
- 保健センター等での集団健診
- 実施開始年度
- 2024年
- 実施回数
- 年5回
- 1回の人数
- 10〜20名
- 参加職種
- 小児科医 / 保健師 / 看護師 / 栄養士 / 行政事務職
- 医師の確保方法
- 近隣の市中病院に依頼
- 医師確保の工夫
- 小児発達の専門医ではない小児科医のため、医師自身も診察に不安をいだいていた。そのため、保健師が言語面と運動面をチェック(『5歳児健診~発達障害の診察・指導エッセンス~』小枝達也編著に記載されている診察項目を参考)し、その結果を診察時に提示し、医師の診察、判定をしやすくすることで、健診協力をしていただけた。
- 健診の流れで
実施している事柄 -
- 事前カンファレンスを実施している
- 事前に保育所・園からこどもの様子について情報を得ている
- 保育所・園からの情報について、保護者から同意を書面で得ている
- 保護者からSDQやその他アンケートを実施している
- 保育所・園からSDQやその他アンケートを実施している
- 健診当日に保健指導(育児環境支援・生活習慣・育てにくさへの対応等)を実施している
- 後日に専門相談(子育て相談・栄養相談・療育相談・心理発達相談・教育相談等)を実施している
- 健診後カンファレンスを実施している
- 健診の流れについての工夫
- 本来は医師が診察時に言語面、運動面の発達チェックを実施すべきなのだとは思うが、チェックには1人約10分程度かかる(時間のかかる子は15分で終了するようにしている)ので、医師1人では時間がかかりすぎる。そのため、保健師が4~5名で発達チェックし、その結果を医師が確認し、さらに必要な情報を診察時に確認し判定してもらうようにしている。
- 専門相談
-
子育て相談 / 栄養相談 / 療育相談 / 心理発達相談 / 教育相談 / その他 言語相談、運動発達相談
- ニーズの高い
専門相談 - 心理発達相談
- 専門相談の後の対応
-
- 医療機関紹介
- / 療育機関紹介
- / 通園施設でフォロー
- / 園・保育所との情報共有
- こども一人あたりの
医師の診察時間 - 3-5分
- 保健師による1回の
個別相談時間 - 10-20分
- 健診後カンファレンスへの
医師の参加 - 参加していない
- 実施の上で感じる課題
- 園から事前アンケートをもらったり、判定結果が要経過観察以上の児については園と保護者との面談が必要だったり、とても労力がいる。専門相談が必要な子の受け皿の確保も新たに必要になってくるため、マンパワー不足をとても感じる。 健診当日は、協調運動や体のバランス面で経過観察になる子が多いので、PT又はOTの協力を得られるとより精度があがると思うが、雇用確保が難しい。
- 5歳児健診のメリット
-
- 発達課題の抽出
- / 保護者の不安への対応
- / 就学への指導対応
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※5歳児健診実施データは、母子保健衛生費国庫補助金を利用している自治体のみ掲載しています。