令和6年度に抽出した138の自治体を対象にアンケート調査※を実施し、集団健診と二段階方式において、健診に関わる職種、提供する専門相談、健診後の各種機関との連携(以降、フォローアップ体制という。)を比較した(表1,2,3)。解析結果から、就学に向けた教育相談の体制構築については、二段階方式実施自治体でより高い実施率が示された(表2)。また、二段階方式においても、集団健診に近い割合で療育・医療機関への紹介が実施されていた。(表3)。
※研究者の自治体とのネットワークを通じて、138の自治体(うち127は集団健診、11は二段階方式)に対して実施。本比較は記述統計による探索的分析であり、両群間に大きなサンプルサイズの差があること、統計的検定を実施していないことから、結果の解釈には注意を要する。
表1 :5歳児健診に関わる職種の割合
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集団健診 (n=127) |
二段階方式 (n=11) |
| 小児科医以外の医師 |
15.7% |
18.2% |
| 保育士 |
58.3% |
81.8% |
| 言語聴覚士 |
15.7% |
45.5% |
| 作業療法士 |
7.1% |
36.4% |
| 心理職 |
57.5% |
81.8% |
| 教育委員会スタッフ |
34.6% |
72.7% |
| 栄養士 |
78.0% |
18.2% |
| 看護師 |
58.3% |
18.2% |
表2 :5歳児健診で実施している専門相談の実施率
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集団健診 (n=127) |
二段階方式 (n=11) |
| 子育て相談 |
81.9% |
81.8% |
| 栄養相談 |
75.6% |
27.3% |
| 療育相談 |
37.8% |
54.5% |
| 心理発達相談 |
69.3% |
72.7% |
| 教育相談 |
33.9% |
81.8% |
表3 :5歳児健診後のフォローアップ体制の割合
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集団健診 (n=127) |
二段階方式 (n=11) |
| 医療機関紹介 |
55.1% |
63.6% |
| 療育機関紹介 |
63.8% |
81.8% |
| 教育機関紹介 |
13.4% |
18.2% |
| 保育所等との情報共有 |
91.3% |
81.8% |